新卒1年目(2016年)の仕事とお金を全部公開します。
SES(客先常駐)・残業多めの職場で、年収 約370万円、家賃6.5万円。
それでも1年で貯まったのは、ほぼゼロでした。
- 年収 約370万円
- 家賃 6.5万円
- 1年で貯まった額 ほぼゼロ
動画で見たい方はこちら。この記事は、動画の内容に数字の表と補足を足して文章にしたものです。
この回の数字
| 年収 | 約370万円 |
| 月の額面 | 平均25万円前後(残業代で月により増減) |
| ボーナス | 年1回・1.5か月分 |
| 手取り | 月21万円前後(概算) |
| 家賃 | 6.5万円(手取りの約3割) |
| 1年で貯まった額 | ほぼゼロ |
はじめに・先に結論
新卒1年目、仕事とお金の全部
- SES(客先常駐)のIT会社
- 残業多め・一人暮らし
社会人1年目、2016年。新卒で入ったのは、SES、いわゆる客先常駐のIT会社。残業の多い、ブラックな職場でした。今日は、その1年の仕事の中身と、お金の全部を公開します。
年収370万、1年で貯まったのは、ほぼゼロ
- 年収 約370万円
- 家賃 6.5万円
- 1年で貯まった額 ほぼゼロ
先に結論です。年収はおよそ370万円。家賃は6万5千円。そして、1年で貯まったお金は、ほぼゼロでした。ただ、この1年の仕事は、10年たった今も職務経歴書に書いています。お金は残らなかったけれど、残ったものもあった。そんな1年の話です。
SESってどんな働き方?
- 自分の会社ではなく、お客さんの会社に常駐して働く
- 会社は、エンジニアの作業に対して料金を受け取る
- 給料は、その料金の中から支払われる
まず、SESという働き方について。SESでは、自分の会社ではなく、お客さんの会社やその現場に常駐して働きます。会社は、エンジニアが働いた分の料金をお客さんから受け取り、給料はその中から支払われる仕組みです。同じ会社の同期とも、普段はほとんど顔を合わせない。そんな働き方でした。
1年目の仕事(承認ワークフロー開発)
番組の「承認ワークフロー」システムの開発
- メディア系の企業向け
- 番組の企画を、社内で申請・承認していく仕組み
- 10人チームの、一番下のメンバー
1年目に担当したのは、メディア系の企業向けのシステムです。番組の企画などを、社内で申請して、上の人が承認していく。その流れを、紙やメールではなくシステムで回すための、承認ワークフローの開発でした。チームは10人。自分は、その一番下のメンバーです。
設計から、テストまで
- 概要設計 → 詳細設計
- プログラムを書く(製造)
- 単体テスト → 結合テスト → 総合テスト
担当した工程は、設計からテストまで。どんな画面や機能を作るかを決める設計、実際にプログラムを書く製造、そして、部品ごと、つなげて、全体で、と段階を踏んで確かめるテスト。1年目から、開発の流れをひととおり経験しました。
HTML・JavaScript・ASP.NET・SQL Server
- HTML / JavaScript 画面の見た目と動き
- ASP.NET(VB.NET) 裏側の処理
- SQL Server データをためるデータベース
使った技術は、画面を作るHTMLとJavaScript、裏側の処理を書くASP.NET、言語はVB.NET。そしてデータをためておく、SQL Serverというデータベースです。どれも、今でも業務システムでよく使われている技術です。
1年目の壁と、やったこと
チームに、詳しい人がいない
- 使っていたフレームワークの経験者が少なかった
- 聞ける人がいない中で、作らないといけない
1年目にぶつかった壁があります。このシステムで使っていた、ASP.NETのフレームワーク。チームの中に、その経験者がほとんどいませんでした。聞ける人がいない中で、作らないといけない。新人には、なかなかの状況です。
自分で調べて、チームに広げた
- 自分で調べて、実際に動かして確かめる
- わかったことを、メンバーに共有する
- チームとして成果物を作りきった
そこでやったのは、地味ですが、自分で調べて、実際に動かして確かめること。そして、わかったことをメンバーに共有して、チーム全体で使えるようにしました。その結果、チームとして成果物を作りきることができた。これが、今も職務経歴書に書いている、1年目の仕事です。
年収の内訳
残業代込みで、年収370万
- 月の額面 平均25万円前後
- 残業の多い月は、さらに上乗せ
- ボーナス 年1回・1.5か月分
- 年収 約370万円
ここからは、お金の話です。月の給料は、額面で平均25万円前後。残業が多い月は、そこに残業代が上乗せされます。ボーナスは年1回、1.5か月分。合わせて、年収はおよそ370万円でした。
手取りと住民税
手取りは、月21万円前後
- 額面 25万円
- 社会保険料 約3.6万円
- 所得税 約0.5万円
- 手取り 約21万円(概算)
では、手取りはいくらか。額面25万円の月なら、健康保険や厚生年金などの社会保険料が約3万6千円、所得税が約5千円引かれて、手取りはおよそ21万円です。額面のおよそ8割が、手取りになるイメージです。
2年目、手取りが減る
- 住民税は「前の年の所得」にかかる
- 1年目はほぼゼロ
- 2年目の6月から、毎月 約1.4万円が引かれる
ここで1つ、知っておきたいのが住民税です。住民税は、前の年の所得にかかる税金。なので1年目はほぼ引かれず、2年目の6月から、毎月1万4千円ほどが引かれ始めます。昇給が少ないと、2年目のほうが手取りが減ることもあります。
家賃と、貯金ゼロの理由
家賃は、手取りの約3割
- 手取り 約21万円
- 家賃 6.5万円(手取りの約3割)
- 家賃を払った残り 約14.5万円
家賃は6万5千円。手取りに対して、約3割です。よく言われる目安の、ちょうど上限くらい。家賃を払っても、毎月14万5千円ほどが手元に残る計算でした。
それでも、貯金はほぼゼロ
- 家賃を払った残り 毎月 約14.5万円
- ボーナス(手取り) 約31万円
- 1年目の終わりに残ったのは、ほぼゼロ
家賃を払っても毎月14万円以上が残り、ボーナスも手取りで30万円ほどありました。それでも、1年目の終わりに残ったお金は、ほぼゼロでした。
お金の行き先
- 残業のストレス発散
- 飲み会
- テニス
- その他 …… 気づけば、虚無
どこに消えたのか。正直に言います。残業続きのストレス発散、飲み会、テニス。そして、その他。何に使ったか思い出せないお金が、一番多かった。残ったのは、虚無でした。
今ならこうする(お金)
給料日に、先に貯金する
- 給料日に、月3万円を別口座へ → 年36万円
- ボーナスは半分を先に避ける → 約15万円
- 合計 1年で約51万円
今の自分が1年目の自分に言うなら、まずこれです。給料日に、先に3万円を別の口座へ移す。これで年36万円。ボーナスは、半分を最初に避けておく。これで約15万円。それだけで、1年目でも50万円は残せた計算です。使った残りを貯めるのではなく、貯めた残りで暮らす。順番を変えるだけです。
月3万円 × 10年 = 360万円
- 1年目から月3万円を10年続けると、元本だけで360万円
- (利息・運用益は含まない単純計算)
もし、この月3万円を、1年目から10年続けていたら。利息や運用を考えない、ただの貯金でも360万円になります。家を買うときの頭金にも、十分になる金額です。1年目の虚無は、あとから振り返ると、なかなか高くつきました。
今ならこうする(仕事)
やったことを、言葉にして残す
- どんな課題があって、自分が何をして、どうなったか
- 1年目の小さな工夫も、職務経歴書に書ける
もう1つは、仕事の話です。どんな課題があって、自分が何をして、どうなったか。それを言葉にして残しておくこと。経験者がいない中で調べてチームに広げた、という1年目の小さな工夫も、10年後の職務経歴書に、ちゃんと書ける材料になりました。
注意書き
※手取り・住民税は額面からの概算です(地域・会社の保険料率で変わります)。
※特定の金融商品・投資を勧めるものではありません。一つの家庭の記録としてご覧ください。

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